ドビュッシー:組曲《聖セバスティアンの殉教》、交響詩《海》 [DVD]



ドビュッシー:組曲《聖セバスティアンの殉教》、交響詩《海》 [DVD]
ドビュッシー:組曲《聖セバスティアンの殉教》、交響詩《海》 [DVD]

ジャンル:ミュージック クラシックDVD 洋楽 音楽
収録曲:ドビュッシー:組曲≪聖セバスティアンの殉教≫, ドビュッシー:交響詩≪海≫,
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プルシャンブルー

ドビュッシーの海。
印象派を代表する作品。
クラシック初心者も、必ず一度は通らなければいけない曲。

とはいえ、どうも良さがわからないなあ、モーツァルト、ベートーヴェンに始まり、ブラームスで感動。チャイコフスキーにドヴォルザークまでは聞けても、ドビュッシーとなると???という人も多いはず。

私もその一人でした。何度聞いても、なぜか我慢できないのです。
僕にとっては、印象派の音楽を、ただ、映像なしに、リビングルームで聞き続けるほど暇ではないぞ!現代人は・・・などと見捨てていたのです。ラッセンの絵でも見ながら聞けばイメージわくのかもしれませんがね。

実はこの曲、ドビュッシーが北斎の絵からインスピレーションを受けて作曲したというの知ってましたか?
北斎は浮世絵の青色が藍ではなくプルシャンブルーを使っていたというニュースがありました。現在では、当時の本物の鮮やかな「青」そのものを見ることは出来ませんが、ドビュッシーはうずうずと作曲したくなるほど感動したのでしょうね。

さて、海の名演といえば、ブーレーズ指揮/クリーヴランド管弦楽団とか、フランス物はフランスのオケという事で、マルティノン指揮/フランス国立放送管弦楽団が無難なところ、
あとはカラヤン、新しいところでは、ラトルといったあたりでしょうか。

たいがいの海を聞き尽くした結果、「海」は藍色かな・・・これが私の主観的な感想。
どうもパッとしません。

アバドは病気依頼本当に変わったと誰もが感じることかと思います。
この「海」は間違いなく100年残る名演ではないでしょうか。
言いすぎかもしれませんが・・・

このルツェツン祝祭管弦楽団、これ間違いなく世界一、いや、いろんな解釈ありますが、
技術力、表現力、何より、その瞬間にすべてをかけた、「チームワークと熱意」。
これは絶対に世界一。
瞬間的なオケだからこその真剣さと、プロの緊張感。いや、プロにもかかわらす、緊張している・・・とでも言ったほうがよいのでしょうかね。
ひしひし伝わります。
今まで聞いていた海はいった何だったのでしょうか・・・

音楽を通じて何かを伝えたい、そんな気持ちが本当に伝わるオケなのです。
この演奏に感動して、ルツェツンのDVDを買いあさり、ついにサントリーホールで
4万円も!払って、マーラーの6番を聞くまでいってしまいました・・・
これまた生涯残る名演でした。(まあ、バブル時のカラヤンより安いですが・・・)

オケの団員自身が感動のあまり、舞台上で握手、抱き合う姿。
N?K交響楽団の難しい曲でも、サラッと「涼しい顔」での演奏からは考えられないことです。(すいません。日本で一番上手い。) 

オケ全員が退場しても鳴り止まない拍手に、アバド一人が何度もこたえてくれたのでした。
人生一番の感動。

海の話に戻りますが、「海」という曲、実は、テーマは「感動」なのですよ。きっと。
プルシャンブルーにビビっときたドビュッシーが、なんとしても伝えたかった気持ち。
俺はびっくりした、俺は感動した、すごすぎるよ、北斎の青・・・なんとか伝えたいぞ?
そんな気持ち満載の曲です。

サラッとした演奏では、駄目だったんですこの曲。
私のクラシック価値観を変えてくれた一枚のDVD。ここから貴方もハマリますよきっと!
(^^)

ドビュッシー音楽の名演

ドビュッシー音楽を愛するアバドの心情が伝わってくる名演である。ルツエルン音楽祭でのライブ演奏という緊張感もあり、アバドの棒に対するオーケストラの集中力が心地よい。「聖セバステイアンの殉教」は、アバド自身による抜粋・編曲により、この曲の聴きどころばかりが適当な長さにまとめられたものである。語りも入れたオリジナルの神秘劇は5時間以上に及ぶ冗長なものらしいが、アバドのこの抜粋で聴くと、ドビュッシーの音楽がいかに美しいものであるかが再認識される。もっと、このような形で演奏会に取り上げられるべき音楽だとおもう。一方、「海」はもっともポピュラーな管弦楽の傑作である。多くの指揮者やオーケストラのCDがあるが、このDVDのアバドとルツエルン祝祭管弦楽団の「海」は、おそらくその頂点に位置する演奏となったのではないか。この演奏を聴くと、ドビュッシー音楽を彼ほど愛し理解しているマエストロはいないのではないかと思う。



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